不況時において、切羽詰った状況の中で入社を判断した会社が、入社前に聞いていた話と全く違ったということで、入社間もない状況ではあるが退職を考えざるを得ない方も多いのではないかと思います。今回はそのような場面で転職活動をする上での注意点を書いてみたいと思います。
★愚痴や文句を聞いて良い印象を与えられる筈がない!
騙された!という気持ちを抱えながらの転職活動において、ついつい恨み辛みを話してしまう、特に面接官が優しそうな方の場合に、そういった気持ちになってしまうことも良くある話。面接官は優しげに、「大変だったねぇ」「それはひどい話だねぇ」と言ってくれた。「面接官の方が理解してくれてよかった」と思う方も多い筈。しかし結果は全く逆になることがほとんどです。
面接官が人事担当者の場合は特に対人コミュニケーションのプロですから傾聴をしてくれます。でも本当に共感してくれている訳ではありません。「マイナス志向の強い人は、どんな環境におかれてもまた同様の不満を持つことが多い。この方は要注意だな」と思われているのです。悪口が好きな人間は多いですが、それはお互い知っている人に対しての楽しみであって、全くの他人(組織)への愚痴・不満を聞かされることは、拷問以外の何モノでもありません。
上記のような事情で、愚痴・不満は極力話題に出してはいけません。それではどうしたらそのような話題を避けることが出来るのでしょうか。
★自分が短期で辞めた理由を、相手が聞いたらどう思うかを考えてみよう。
自分が短期間で辞める一番の理由が、「語学力が活かせる仕事だと聞いていたのに、語学力を活かせなかったから」だとしましょう。面接官はそういう話を聞くと、「語学力が活かせるかどうかの判断は人によって違いがあるから、今回の職場文字文意は満足できない、と思ったらすぐに辞めてしまうのではないか」という心配を抱きます。事前に相手がどのような感情・感想を持つのかということを分析し、そのような誤解を起こさないように、回答の内容を工夫しなければなりません。
・失敗したことを認めてしまって、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、慎重に転職活動を行っていること【過去】
・入社した会社の中で、自分の希望を将来的に叶えるチャンスがないのかを調べてみたり、動いてみたが難しい状況であること【現在】
・将来どうなっていきたいのか、応募企業に合わせて明確にアピールすること【未来】
★回答例
語学力を活かした営業職として働くことが出来ると聞いて入社したのですが、配属さえた部署は商社との折衝がほとんどで、実際には営業職と呼べる仕事ではなかった。「海外営業」といっても、実は様々な仕事の種類があることを知らなかった為、起こってしまったのだと思います。
自分にはまだ経験が少ない為、今の職場で経験を積んでから、社内で認められた後に異動できないかとも考えたのですが、現在の会社は事業部間の異動が殆どないため、そのような方法を取るのは難しいとわかったため、転職を考えています。
自己分析を行ってみると、自分が目指している「語学を活かせる仕事」とは、自ら海外などに出向いていき、現地の人との折衝を行う仕事内容だとわかりました。
今回失敗してしまったことを反省し、入社する前にじっくり仕事内容をお聞きしてからお世話になる会社を判断したいと思います。
御社の求人票を拝見させていただいた際、「今後の海外市場を開拓する上で、東南アジア市場を中心に現地代理店との商談窓口を担当する」との記載がございました。ぜひ具体的な仕事内容についてお聞きしたいと希望しております。
★自分の気持ち・考え方を正しく理解してもらう為にはどうすればよいのか。
それは、シュミレーションをして、相手の立場になって客観的に考えることによって、正確に伝わる可能性が高くなります。
私たち株式会社アカリクは、皆様と面談を行う際、客観的な視点を持ってアドバイスができるように心がけています。面接前にそんなアドバイスを行うことが出来るのも、キャリアコンサルタントを利用していただく価値だと思っています。ぜひ転職をお考えの際には株式会社アカリクをご活用ください。
★☆★執筆者プロフィール★☆★
キャリアコンサルタント 山内 宗和 (Yamauchi Munekazu)
1970年生まれ。おひつじ座のA型。
大学を卒業後、一部上場食品メーカーに入社し、営業職・商品企画(知的財産関連含む)職に従事。ITバブルが絶頂期であった2000年に、エンジニア(技術者)に特化したヘッドハンティング会社に転職し、スカウトを中心にキャリアコンサルティング業務を行う。
2004年、大手総合人材サービス企業において人材紹介事業立ち上げプロジェクトに参画。
2009年から株式会社アカリクに入社し、主にエンジニア(技術者)の方に対して転職支援サービスを行っている。
●2005年
日本キャリア開発協会 CDA(Career Development Advisor) 資格取得











