不況時において、転職先の状況は一番気になりますよね。インターネットなどで公開されている求人票には、良いことしか書いていません。だったら「知人友人」が働いている職場であれば間違いないだろう、そう思っている方は多いと思います。このような知人紹介による転職事例において、結構頻繁に発生している転職失敗例をご紹介しましょう。
★うちの会社に来ないか?
松本(仮名)さんが転職活動始める際、まずは転職して辞めていった元上司に相談してみようと考えました。「自分が思い描いているようなキャリアパスが描けなくなってしまった。」そのような相談をすると、元上司から「うちの会社に来ないか?」と誘われます。元上司だけに松本さんの所有しているスキルや経験について熟知しておりますので、「必ず希望が叶えられる職場だと思う」といってくれた言葉を信じて、松本さんは元上司の在籍する会社への転職を決意します。
★出社してみたら、頼りにしていた元上司の姿がない。。。
自分のことを一番わかってくれている人からの誘いだったので、気持ちが高揚してしまい、細かな仕事内容などを確認せずに入社を決めてしまった松本さん。意気揚々と入社してみると・・・・。
業績が思ったより伸びていないことを理由に給与カットなどが実施され、その結果核となる社員が大量に抜けてしまった状態でした。しかも誘ってくれた上司も退社したメンバーに入っているではありませんか。残っていた従業員に話を聞いてみると、元上司は会社を辞める為に、自分の後釜で働けるようなスキルの人物を探しており、その後釜が見つかったと言うことで退社していった、というのです。確かに自分が思い描いていたキャリアパスが描ける可能性がある会社ではありますが、内部事情がそれを許す筈がなく、元上司がやっていた仕事を引き継ぐことになってしまいました。
★情報はあらゆる角度から検討すべきである。
今回取り上げた例はかなり特殊かもしれませんが、「面接をしてくれた人と一緒に仕事がしたくて入社したら、その人の後釜を探す求人だった」などといった例も含めると、実はこのような例は非常に多いのです。信頼していた元上司からの誘いであったということで安心してしまい、他の情報源からの情報収集を怠ってしまったことが、今回のような失敗を招いてしまった原因です。「知人からの紹介だから大丈夫」というのではなく、自己責任でしっかりと調べた上で結論を出すように心がけてください。
私たちD・F・Sは、客観的な情報を集める努力を常に意識し、皆様によりよい状況で判断していただけるように心がけています。身内からの情報は、時に全く客観性を欠いた状態のケースも少なくありません。だからこそ、キャリアコンサルタントの存在意義があるのだと思っています。ぜひ転職をお考えの際にはキャリアコンサルタントにご相談ください。
★☆★執筆者プロフィール★☆★
キャリアコンサルタント 山内 宗和 (Yamauchi Munekazu)
1970年生まれ。おひつじ座のA型。
大学を卒業後、一部上場食品メーカーに入社し、営業職・商品企画(知的財産関連含む)職に従事。ITバブルが絶頂期であった2000年に、エンジニア(技術者)に特化したヘッドハンティング会社に転職し、スカウトを中心にキャリアコンサルティング業務を行う。
2004年、大手総合人材サービス企業において人材紹介事業立ち上げプロジェクトに参画。
2009年からDFSに入社し、主にエンジニア(技術者)の方に対して転職支援サービスを行っている。
●2006年
社団法人日本人材紹介事業協会認定 人材紹介コンサルタント資格取得
●2005年
日本キャリア開発協会 CDA(Career Development Advisor) 資格取得











